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海の日なのに山に登ってました。 [徒歩探検]

 海洋堂ホビー館から帰宅した晩、折角の三連休なのに家でうだうだしている息子に

「おい、明日は山でも登るか?石鎚山じゃが行ってみよう。」と言うと

「うん。」と素直な返事。なんだか嬉しくなった私は、

「よし、今日は早く寝ろ!明日はきついぞ。」と言って自分も疲れていたので早々と寝た。

石鎚山とは西日本最高峰の山で1982mの山である。

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(見難いけれど)左の成就までロープウェイで上がりそこから登山開始するのだ。

八丁から一気に急勾配を上がるのでなかなかきつい山である。

まだブログをする前の9年くらい前に上がったのが最後で本当に久しぶりだ。

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登山口で駐車場500円也にサーフ号を停めた。

登山の身支度をしていると、隣に停まったプリウスの老夫婦が

「山に登るんですか?」「時間はどれくらいかかるんですか?」と話しかけてきた。

「はい登りますよ。3時間で行けたら早いほうでしょうね。」と返事したら

「お元気ですね~!」と言ってくれたんだが。

まてよ?!まだ44歳のピチピチのオヤジな私はそりゃまだまだ元気だよ。

普通の同年代の人より元気さでは自信あるよ。

もしかして我々親子をお爺ちゃんと孫と思ったのかな?と考えちゃいました。

考えすぎかな?!?!

ロープウェイで一気に1450mまで上がる。

下界は暑くてたまらんかったが此処まで来ると空気が違う、涼しい。

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さて天気も良いし最高の登山日和だな~、息子よなんだかワクワクするな~。

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15分くらい山道を歩くと成就社、石鎚山を開いた修験者が思いが成就した!と作った神社。

道中の無事を親子で祈願した。

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さて神門である。この門をくぐって山に入るのです。山自体が神様なのでしょう。

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天然の水晶がたくさん落ちている場所で息子に3個拾ってやった。

石鎚山は階段登りの連続なのである。

もう、本当にうんざりするほど階段を登ることになる。

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この階段のピッチが狭いので前に来たときに硬い登山靴でピッチが合わずに苦労した。

だから今回はASICSのジョギングシューズで来た。楽々で正解であった。

しかし前日の雨で木の階段は滑りやすい・・・・・・・・

実は山から下りてくる初老の男性に「こんにちは」、「こんにちは」と挨拶を交わした途端に

男性が滑ってどさっと尻餅をついて「いたたたた。」「大丈夫ですか歩けますか。」となった。

少し歩くとまた別の初老の男性が下りて来たので「こんにちは」、「こんにちは」と挨拶を交わした途端

その 男性がズルっと滑って勢いで階段から外れて「くそ~。」「あ~。」と言いながら斜面を落ちて木に

掴って止まった。私は息子に「ちょっと助けてくるから此処におってな。」と言って男性が斜面から

這い上がるのを引っ張りあげた。幸い怪我は無い様で「有難う有難う。」と言いながら歩いて行った。

2人連続で私が挨拶した途端にこけたので、冗談でなく私の挨拶は呪文なのか?と思った。

しかし、二人目の方はマジでヤバイ!と思った。お二人とも無事でよかった。

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この山はこういう鎖場が数箇所あるのだ。

ほとんど垂直、失敗すれば怪我じゃすまない。

岩も雨で濡れていて怖いし息子も居るのでパスして迂回路を進む。

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バラックで出来た休憩所で一休みする。

お父さんの私の方が自転車に乗ったり走ったりしてるから平気かと思ったら

息子の方が元気で余力ありまくり。身が軽いからな。

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冷やし飴湯をいただく、一杯400円、高価だが旨い。

こういうところは全て担ぎ上げてるから高価で当たり前なのだ。

これからいよいよ急勾配に突入するので永めに休憩して息を整える。

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ひゃ~、ガスってきたよ。視界が悪くなりビュービュー風が吹き始める。

山の天気っていうのは本当にコロッと変わる。

少し雨も降ってきた。息子が一緒なのと先はまだ長いので「やばいかな?」と少し心配になる。

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山頂(弥山)に到着。狭い所にたくさんの登山者が人口密度高し。

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無事に登れたお礼をする。

人口密度が高い中、親子二人が座れるところを見つけて弁当を食べた。

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息子にも同じ物を持たせていた。

私は疲れすぎたのか食欲が無く右のでかいお握りは食べれず持ち帰ったが

息子は全部食べた。やっぱり小学生のほうが元気だ。

さてさて、ここからまた緊張である。

行くべきか?行かぬべきか?

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この狭い尾根の先っちょが天狗岳といいましてそこが本当の1982mなのである。

以前も行ったがなかなか道中が怖い。へたすりゃ滑落。

左はオーバーハング気味の垂直の200mの壁。

ガスってるから余計に迫力が出て怖く感じる。

しばらく迷った挙句、息子に「行きたいか?」ときくと「行こ、行こ!」と行く気満々なのである。

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ガスが少し晴れてきた時に「良し、行こう!」「お父さんの通る所を付いて来い。」

「何があっても鎖から手を外すな!」

ここから鎖を伝って5mほど下ってからナイフの刃のような尾根を進み始めた。

やっぱり怖い所だ。大体私は高いところがあまり得意じゃない。

岩に這いつくばって進む。

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ふと、左を見ると岩肌に金具が打ち込まれている。

この下は200メートルの絶壁。

ロッククライミングの人がここから垂直に上がってくるのだ。

私はあれだけは一生経験したくないスポーツだと思う。

「3点支持をしっかりとの。」と息子に言いながら、自分に言い聞かせて

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やった~ついに来たぞ。山頂は3平方メートル位、人間は3人位座ったら限界。

此処まで来れたら石鎚登山も満足じゃ!

そして、またビビリながら来たルートをビビリながら戻りました。

下山は楽かと思いきや、階段の下りの連続でまたまた膝ががくがくになり、

登るときに転倒した初老の男性の事を思い出していたら・・・・・

私も2回滑ってこけました。やっぱ滑るんだわ。

息子も私の後ろで何度か転倒してた様子。

ロープウェイに乗る頃は体力の限界にきてました。

もう、しばらく石鎚山は登らない!と決めました。

夕方、帰宅して横になって少し眠ろうとするんだけど・・・何度もうとうとし始めると

天狗岳の絶壁を思い出して、目が冴えて起きてしまうのです。

行ってるときは夢中だったのでそんなに感じなかったけど、高い所が苦手な私は

大変恐怖を感じていたのだと思います。

ではでは


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コメント 8

まえまえ

石鎚山登頂おめでとうございます\(^o^)/
流石にこの時期は雪渓残ってませんネ
登りはスニーカーが断然楽チンですが、下りはビブラムソールの有り難みを感じるでしょ〜
息子さん共々、登山に目覚めて登りまくって下さい
目指せ100名山 ♫
by まえまえ (2012-07-17 13:54) 

HIRO

こんにちは。
石鎚登山お疲れ様でした。
息子さんにも良い思い出になったのでは?

山口に居た頃、四国に行くのに、防予汽船のフェリーで上陸した松山から間道を抜けて、石鎚山駐車場迄行ってから、高知の方に抜けたりしてました>当日は、高知のYH泊

又、行きたいな。
by HIRO (2012-07-17 14:07) 

XXAR2

石鎚山と言えば石鎚スカイラインしか思い浮かばず(汗)
ちゃんと登山道があって山頂まで登れるんですね( ^ー゜)b
by XXAR2 (2012-07-17 16:31) 

j-taro

石槌山はまだ未舗装だった林道を走ったことあります。
その山を登ろうなんて、思ったこともありません(^^;
自分は43ですが、山に登る体力はありません…Orz
by j-taro (2012-07-17 19:14) 

SerowGOGOGO

山は降りの方が体力を使うと言いますし、当然登って疲れてますから気をつけないとなりませんね
林道の降りは大好きですが・・・(^^;
息子さんとの体力差はあまりないと思いますが・・・体重ですかね(^^;
お互いに絞りますか(TT)
by SerowGOGOGO (2012-07-17 22:22) 

バク

石鎚山親子登頂、おめでとうございます。
階段だらけっていうのが苦手なので、多分私はチャレンジしないだろうなぁ。
by バク (2012-07-20 21:05) 

魔太郎

tochiさん こんばんは ナイス有難うございます。

まえまえさん こんばんは
有難うございます。約10年ぶりに登頂しました。
下りでこけたのはやっぱジョギングシューズのせいかも知れません。
楽でしたけど岩場とかでは滑るの間違いないですね。
山は近場でもう一回息子の登る約束してます。

HIROさん こんばんは ナイス有難うございます。

イチローさん こんばんは ナイス有難うございます。

XXAR2さん こんばんは 
そうなんですよ、この石鎚山登山はじつは結構有名です。
登山口がいろいろあるのですが土小屋とロープウェイ以外だと
地味すぎて知ってる人しか解らない状態です。

xml_Xslさん こんばんは ナイス有難うございます。

j-taroさん こんばんは 
きっと瓶ヶ森林道ですね。
今は綺麗に舗装されております。
山登りも楽しいのですが体力の限界がこの石鎚山です。
富士山登山を調べていたら確実に宿泊コースじゃないと
行けないな~なんて考えております。

555さん こんばんは
下りは膝が駄目になったり、勢いがつきますからね。
体力は同世代の中ではかなり自信があるほうです。
息子も水泳を真面目にやってるだけあってなかなかタフな方です。
子供の方が体も軽いし回復も早いですからね。
私も中学生くらいまではこの山は楽々でした。

バクさん こんばんは
小学生の息子があの天狗岳まで行けたのが嬉しかったです。
この山は老人までお山開きだ、なんだと登るため
階段をつけて登りやすくしているらしいのですが
私には登りにくく感じる階段です。いやまじで延々つづく階段を
見たら嫌になりますよ。私も当分、ここは登りません。

響さん こんばんは ナイス有難うございます。

ジュニアさん こんばんは ナイス有難うございます。

YASHさん こんばんは ナイス有難うございます。

yamahaさん こんばんは ナイス有難うございます。

のらねこさん こんばんは ナイス有難うございます。

Pittsさん こんばんは ナイス有難うございます。



by 魔太郎 (2012-07-22 01:22) 

セローおじさん

(@c@)断崖絶壁とは まさにこの事ですね~!
体力に余裕のアル若い人なら良いけど・・・私もちょっと遠慮しときます(^c^)
スニーカーは足首がふにゃふにゃするので、登山はやっぱり登山靴装備が安全ですもんね”
by セローおじさん (2012-07-23 07:36) 

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