冬はMTBが熱い。 [チャリ]
自転車好きになって気がつけば4タイプの自転車を所有していた。
最近は軽くてめちゃ速いロードの自転車にどっぷりはまっておりました。
一日の走行距離を稼ぐことにやっきになっておりました。
一番の目的だった琵琶湖一周が成功したので自分の中では一段落。
その間、倉庫に置きっ放し私のTREKのMTBはきっとふて腐れていたと思います。
ところが自転車のお師匠さんに誘われて久しぶりに近くの山の獣道を走りにMTBで出かけてみたら。
めちゃくちゃ面白い!
MTBは重くてノロい無駄な自転車と思い始めていた私は目が覚めた!
MTBはMTBでしか走れない所を走るとめちゃくちゃ面白いのだ。
しかも遠くまで走らなくても十分疲れて充実感が味わえる。
MTBは林道を登って登って汗かいて、、、、そして下りを思いっきり楽しむ。
フロント3段のスーパーローギヤはその登りの為にあるのだ。
以前はその登りが苦しいだけだったのだがちょっと体力が上がったようでそんなにしんどく感じなくなっていたのもMTBが面白いと思った要因かも知れません。
冬は森に入っても蚊やアブに刺されたり蜂にビビルことも無いしマムシの恐怖もないので
MTB遊びは寒い時期が最適だ、
雪が降って山に雪が積もったら楽しもうとMTB用のスパイクタイヤも最近入手した。
まだ装着していないが。
それで、この土曜日はちょっとロングの林道、シェルパで暇つぶしによく上がっていた林道を
MTBで走破してみようと思い立った。
心配なのは目的地まで上りきれるかどうか?体力がもつかどうか?だけであるが
まあ、嫌になったら引き返せば良いだろうと自転車のお師匠さんを誘って行くことになった。
朝からワクワクしながら準備した。
バッグにはセーター、行きはペダル漕ぎっぱなしで熱いけど下りはめちゃくちゃ寒いから。
山専ボトルには熱湯をつめてある。途中でコーヒー等を造って暖をとるためだ。
バーナー類は自転車ではじゃまで重たいので持って行かない。
サーフに師匠のMTBと2台を搭載して石鎚山ロープウェイ乗り場近くの林道入り口まで移動し
そこからMTB発進、えっちらおっちらとペダルを漕ぐ。
最初はどうしてもゼーゼーいう。30分我慢したら身体が馴染んでそれが当たり前になるのか
急に楽になる。ランニングと一緒だ。
あ~しんど~と登っていたら林道に雪が見え始めた。
あれれ、今日はスパイクタイヤじゃないしヤバイかな?
(左は私のTREK6、右は師匠の29インチでしかも高級車定価40万円くらいだと!!)
楽しい楽しいと写真を撮りまくる。
師匠は口癖で「たのぴーなー!うれぴーなー!」と言いまくり。
途中で落石を処理してるオジサンに会う。「上は行けんぞ!」、、、
「自転車か、、、行ってみるか?」と道を空けてくれた。
「ぱらぱら小石が落ちている所があったら注意せえよ、大きいのが後からくるからな。」
「気をつけてな。」と送りだしてくれた。「ありがとうございます。」
落石現場より上は通行止めだからびっしり新雪が積もっていた。
やばいかな~?と思い始めたあたり。
シェルパだと走行不能になるレベル。
しかし何故かMTBは進む!人力のトルクぐらいが雪のグリップを掴むのに調度良いのだろう。
しかし雪の下に隠れた木や石を踏んでぐらっときて、停車。
再度発進しようとしたら後輪が空回りして自転車に乗るのに苦労する。
乗ってしまうと進む進む。しかし雪の抵抗でペダルが重くてしんどい。
途中で登山者のおばちゃん2人に会う。
おばちゃん達は「紅葉見にきたら雪景色でびっくりしたわ。でも雪も綺麗でよかったわ。」と
元気なおばちゃん達だ。徒歩でずっと雪道を歩いてきたんだから凄い体力だ。
「凄いね、自転車でこんなとこ来るんじゃね!」と褒められて嬉しかった。
「お気をつけて~」と分かれた。
目的地の登山者の避難小屋にたどりついた。
2時間半かかったよ。めちゃ疲れた。
凄い雪。標高1000m越えると愛媛県でも雪国が味わえるのだ。
避難小屋にてコーヒーとカロリーメートで栄養補給。
師匠と30分くらいMTBって凄い面白い!と語り合う。
軽トラが雪の中を上がってきたと思ったら、下で落石処理をしていたおじさんだった。
「お~お、やりあげたのう!」と声かけてくれた去っていった。なんか嬉しかった。
さあて、寒いからいつまでも居れない!一気に帰るぞ!と下り始める。
雪道は下りの方が怖い!私が慎重に下りていると、、、お師匠さんはX体質な人なので
たのぴーなーとえらい勢いで下りて行った。
途中で登山のおばちゃんに再びあって「お先です。」「あら追い抜かれたわ」と会話をかわし、
その後、軽トラのおじさんは軽トラを止めて先に行かせてくれた。
小一時間ずーっと下り。最高の御褒美だ。
雪さえなければそんなに怖いこともないのでガンガン下りてみた。
バイクと違ってサスはあってないような物なのでハンドルを握る手がしびれた。
ギャップで跳ねて時々自転車から落ちそうになる。
林道もビンディングの靴で走ったほうが良いのかな?なんて考えていた。
車まで辿り着くと、、、、あれれれ?師匠はどうした?
途中で抜いたが、、、、まてどくらせど現れない。
どっかで落ちたんかな?
車にMTBを積み込んで車で林道を登り始めたて少ししたら師匠が自転車を押して
下りてきていた。
「パンクで~す。」「あ~心配した。師匠のことだから勢い着き過ぎてどっか落ちたと思ったよ。」
師匠は登りで雪上のグリップを稼ぐために空気圧を少し落としていた。
そのまま下りたのでゴロゴロ石でリム打ちパンクしたようだ。
しかし楽しかった。
MTBはMTBでしか走れないところで乗るとめちゃ面白い。
案外、雪中行軍に強い。
以上のことがよくわかりました。
セローで雪中行軍してきました(^^)v
by SerowGOGOGO (2013-12-01 23:14)
雪が降れば降ったで、MTBで遊べるのですね〜
次はスパイクタイヤの活躍レポートを楽しみにしてます♫
by まえまえ (2013-12-02 07:05)
こんにちは。
冬のロードは寒いけど、MTBでこういう楽しみもあるんですね。
by HIRO (2013-12-02 11:04)
すごいですね。
自分だったら、0分も持たずにハァハァになって、「今日はこのぐらいで許したろ」状態になります(笑
by j-taro (2013-12-02 18:59)
xml_Xslさん ナイス有難うございます。
555さん 読まさせて頂きました寒いでしょ!雪の中。
しかしシーンと静まった雪の中は別世界。
まえまえさん MTBの雪の走破能力は大変意外でした。
凍結してなければスパイク要らないかな?なんて思いました。
別子山村あたりが凍結したころに昔、シェルパでチェーンで走った道をMTBで辿ってみようと思ってます。
HIROさん ロードは寒いですね。スピードが出るだけに、、ずっと頑張ってペダルを漕いでいれば熱くなりますが。
MTBの場合は殆どヒルクライムなので上りは熱い熱いです。
殆ど登山ですよ。
j-taroさん 自転車は不思議なもんで連れがいると走れるんですよ。
お互いに引っ張り合うというか気がまぎれるので疲れを忘れます。
なるべく会話をしながら登るように心がけました。
師匠とは「こんなんはマラソンの地獄に比べたら遠足よ!」と言いながら
意地張って走りましたよ。
by 魔太郎 (2013-12-02 22:28)